2017年4月、関西大学は世界最高水準の東アジア文化研究拠点「関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS:Kansai University Open Research Center for Asian Studies)」を発足しました。
「東アジア文化研究の関大」として世界的認知を誇る本学が、これまで培ってきた学術リソースと国際的学術ネットワークを基盤に、デジタル知識基盤社会へ適合する「デジタルアーカイブ」を構築。また、研究リソース・研究グループ・研究ノウハウのオープン化を強みに、学問領域や国境、人の垣根を越え、世界に開かれたオープン・プラットフォームを形成して「東アジア文化研究を牽引する大学」としてのブランド確立を目指しています。
KU-ORCASが主体となる「オープン・プラットフォームが開く関大の東アジア文化研究」事業が、2017(平成29)年度 文部科学省 私立大学研究ブランディング事業に選定されました。これを記念して、2018年2月17日、18日にキックオフ・シンポジウムを開催。人文学研究におけるデジタル化の動きをリードする国内外の10名のトップランナーが登壇し、デジタル化時代において人文学研究分野が抱える課題や、自身の研究について講演されました。全プログラム終了後には登壇者がステージ上に会し、参加者からの質問を踏まえた総合討論も実施しました。
2日間に渡るシンポジウムは、両日とも大勢の来場者で賑わいました。ここではシンポジウムでご登壇いただいた先生方の講演・研究報告の内容をご紹介します。
キックオフ・シンポジウムの模様は、関西大学の公式YouTubeチャンネルでご覧いただけます。
― オープン・プラットフォームが切り開く新しい人文知の未来 ―
― オープン・プラットフォームが切り開く新しい人文知の未来 ―
内田 慶市
関西大学アジア・オープン・リサーチセンター長
READ MORE下田 正弘
東京大学 教授
READ MOREHilde De Weerdt
ライデン大学 教授
READ MORENathalie Monnet
フランス国立図書館 写本部中国書チーフキュレーター
READ MORE― 「デジタル展示:からいと」の制作を手がかりに ―
― 「デジタル展示:からいと」の制作を手がかりに ―
楊 暁捷
カルガリー大学 教授
READ MORE― 中国古代木簡に見る字体と文書の関連性 ―
― 中国古代木簡に見る字体と文書の関連性 ―
藤田 髙夫
関西大学アジア・オープン・リサーチセンター副センター長
READ MORE― ちょっと先の研究のあり方を考える ―
― ちょっと先の研究のあり方を考える ―
武田 英明
国立情報学研究所 情報学プリンシプル研究系教授
総合研究大学院大学 複合科学研究科情報学専攻教授
永崎 研宣
人文情報学研究所 主席研究員
READ MORE山本 和明
国文学研究資料館 古典籍共同研究事業センター副センター長
READ MORE― 漢字処理から漢文処理へ ―
― 漢字処理から漢文処理へ ―
安岡 孝一
京都大学 人文科学研究所附属東アジア人文情報学研究センター 教授
READ MORE二階堂 善弘
関西大学 文学部 教授
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