関西大学アジア・オープン・リサーチセンター（Kansai University Open Research Center for Asian Studies: KU-ORCAS）における東アジア研究は、関西大学の研究ブランドのひとつとして、位置付けられ、推し進めてきました。
　直接的には2017年度の「私立大学研究ブランディング事業」に「オープン・プラットフォームが開く関大の東アジア文化研究」が採択され、KU-ORCASが開設されたことが発端となっていますが、実際には2007年に採択された「グローバルCOEプログラム」、2011年に採択された「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」などのプロジェクトを背景として、関西大の東アジア研究が推進されてきました。その過程において、様々な漢籍文献データベースなどを導入し、東アジア関連では日本において有数の電子文献データベースや電子ツールの保有機関となっています。
　2022年度からKU-ORCASはよりオープンな利用を目指して、体制を整えていきます。広く東アジア研究に資するための組織として活動してまいりますので、多くの方々にご協力をお願いできれば幸いです。

センター長
関西大学 文学部 教授
二階堂 善弘