PILOT
概要:活動は、主にデータベースの構築・公開に向けた資料の整理である。代表者が調査・収集してきたデータを、データベースに適した配列に組み直し、必要な追加情報を入力するという、基礎的な作業を進めている。
Ⅰ 東アジア(韓国、中国、ベトナム、日本)碑石のアーカイヴズ
1.碑石の画像データベースに関する活動
1)これまで調査した碑石のデジタルデータについて、日付別に整理してきたものを、年代別に入れ替える作業を進めている。
2)フィルムで撮影したデータのスキャンと、デジタルデータへの統合作業を行っている。
3)メタデータとして、①名称、②年代、③種類(様式)、④場所(所蔵)、⑤撮影日時の入力を進めている。
2.碑石データ収集(韓国・ベトナム・中国・日本)
今夏、韓国における調査で、朝鮮時代の士大夫墓の調査を数例行った。
Ⅱ 関西圏朝鮮関係金石拓本データベース事業
『日本現存朝鮮本研究 史部 金石』(東国大学校出版部、2018)、「館蔵今西龍博士蒐集朝鮮金石拓本目録」『ビブリア』100(1993、天理大学図書館)に掲載された朝鮮金石拓本の目録を作成している。
Ⅲ 古代朝鮮(韓国)の王陵・寺院アーカイヴズ(資料集成、図版・写真のデジタル化)
韓国における寺院の発掘調査報告書の目録作成を進めている。
Ⅳ 古地図を利用した前近代朝鮮の交通路・歴史的景観の復元
韓国で刊行された朝鮮古地図(影印、図録)の目録を作成している。