TOP トピックス 【2019/10/12開催】日本中国学会 第71回大会(KU-ORCAS共催)

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2019.09.27

【2019/10/12開催】日本中国学会 第71回大会(KU-ORCAS共催)

1012日に、関西大学千里山キャンパス(大阪府吹田市)を会場に、日本中国学会を開催いたします。

学会中にはKU-ORCAS特別講演も開催いたします。みなさまのご参加をお待ちしております。

【日時】
20191012日(土)

15:0017:00

KU-ORCAS特別講演会は参加費無料

 

【場所】
関西大学 千里山キャンパス

第1号学舎 5号館4階 E401教室

 

【プログラム】

KU-ORCAS特別講演会

『中国研究とデジタルヒューマニティーズ』

 

【概要】

近年、中国関係文献資料のデジタル・アーカイブが世界的規模で進行している。多くのデータベースが公開され、中国研究に極めて有益な環境が生まれつつある。ただ、日本の場合、諸外国に比べて若干遅れ気味な状況にあることは否めない。日本における中国研究の最大の学会組織である日本中国学会が先頭に立って積極的にデジタル化、アーカイブス化に乗り出す時期に来ていると思われる。

そうした状況を踏まえ、今回の年次大会では「中国研究とデジタルヒューマニティーズ」と銘打って、以下のような特別プログラムを設けることとした。

 

【内容】

<趣旨説明>

内田 慶市(関西大学)「東アジア文献資料のデジタルアーカイブスの現状とKU-ORCAS の目指すもの」

 

<講演>

  • 1: 鄭 傑文(山東大学国際漢学研究センター) 「全球漢籍合璧工程」
  • 2: 師 茂樹(花園大学) 「東アジア仏教研究におけるコンピュータ利用の実際」
  • 3: 安岡 孝一(京都大学人文科学研究所) 「AIを用いた漢文の文法解析」

 


(講師紹介)

◽️鄭 傑文

山東大学講席教授、文学博士。中華文学史料学学会副会長、古代文学文献研究会会長を兼ねる。先秦諸子および上古文献研究に従事し、中国教育部の中国高校人文社科研究著作一等賞などを受賞。著作に『中国墨学通史』(人民出版社)、『戦国策文新論』(山東人民出版社)、『穆天子伝通解』(山東文芸出版社)など。

また「中華古籍保護計画」の中の国家重点文化工程「全球漢籍合璧工程」の責任者として、国内外の三百余名の研究者の協力 のもと、「全球漢籍目録」、「全球漢籍珍本」などのデータベース構築に十年計画で取り組んでいる。

◽️師 茂樹

早稲田大学第一文学部卒、東洋大学大学院修了。博士(文化交渉学、関西大学)。現在、花園大学教授。専門は仏教学(東アジ ア唯識思想、仏教論理学)、人文情報学(東洋学へのコンピュータ利用)。

単著として『論理と歴史:東アジア仏教論理学の形成と展開』(ナカニシヤ出版、2015年)、『『大乗五蘊論』を読む』(春秋 社、2015年)、共著として漢字文献情報処理研究会編『電脳中国学入門』(好文出版、2012年)、同編『人文学と著作権問題:研究・教育のためのコンプライアンス』(好文出版、2014年)など。

◽️安岡 孝一

京都大学大学院工学研究科情報工学専攻を修了、京都大学大型計算機センター助手、京都大学人文科学研究所附属漢字情報研 究センター助教授などを経て、現在、京都大学人文科学研究所附属東アジア人文情報学研究センター教授。京都大学博士(工学)。

漢字コード設計論を端緒に漢字文献の情報処理研究を進め、現在、古典中国語(漢文)の自動文法解析の研究に従事。著書に 『文字符号の歴史―欧米と日本編』(共立出版)、『日本・中国・台湾・香港・韓国の常用漢字と漢字コード』(京都大学)、『古典 中国語Universal Dependencies で読む『孟子』』(京都大学)など。


 

【お問い合わせ】
関西大学研究所事務グループ(以文館)
564-8680 吹田市山手町3-3-35
TEL06-6368-1834 FAX:06-6368-0235
E-mail: ku-orcas@ml.kandai.jp