KU-ORCAS国際シンポジウム

デジタルアーカイブと
東アジア文化研究

- 現状と課題 -

2019年3月27日(水)関西大学千里山キャンパス 以文館4階 2019年3月27日(水)関西大学千里山キャンパス 以文館4階

今回のORCAS国際シンポジウムは、東アジア文化研究にかかわるデジタルアーカイブを実際に構築・運用している国内外の機関・組織からプレゼンターを招へいしました。規模もミッションも異なる個々の組織の現状と直面する課題を報告していただき、その共有化を図ることが目的です。

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韓国古典籍資料デジタル化の現況と課題

KIM HAYOUNG

(韓国学中央研究院蔵書閣)

韓国古典籍資料デジタル化の現況と課題

韓国学中央研究院では、他の研究機関と連携して韓国古典籍の標準化されたデータベース構築と中央ポータルの運営を推進してきました。これによって中央と各地方の協調体制の構築と集積資料の共有化を実現しています。今後は、将来のリニューアル問題への対応および共同編集支援を実現するWiki systemの構築が課題とされています。

ベルリン州立図書館の中国文献のデジタル化

KAUN MATTHIAS

(ベルリン国立国会図書館)

ベルリン州立図書館の中国文献のデジタル化

ベルリン州立図書館では、SSG6,25DisitalとBerlin-Kraków Projectの2つのデジタル化プロジェクトが動いています。350年に及ぶ歴史を有する同図書館の膨大な東アジアコレクションは、共通プラットフォームであるCross Asiaを通じて閲覧でき、その利便性は目を見張るものがあります。

UCバークレーと北米における東アジア研究資源のデジタル化

周欣平

(カリフォルニア大学バークレー校図書館副館長)

UCバークレーと北米における東アジア研究資源のデジタル化

多くの機関においてデジタル化が進んでいる北米にあって、UCバークレー東アジア図書館ではJ.FryerやT.F.Wade関係の文献を豊富に所有しており、そのデジタル化を推進してきました。同時に、日中韓の善本・手稿・地図・写真・パンフレットなど多様な資源のデジタル化も進行中です。

IIIF対応によるデジタルアーカイブの再構築

青柳和仁

(島根大学付属図書館)

IIIF対応によるデジタルアーカイブの再構築

島根大学附属図書館では、公開を一時停止していたデジタルアーカイブをIIIF対応に一新して再構築しました。IIIFの強みを活かした新アーカイブは操作性も向上しアクセス数も倍増しました。今後は『みんなで翻刻』のIII対応版のような展開が考えられています。

高野山大学のデジタルアーカイブと東アジア文化研究ー現状と課題ー

木下浩良

(高野山大学総合学術機構)

高野山大学のデジタルアーカイブと東アジア文化研究ー現状と課題ー

高野山大学では、弘法大師空海の著作の写本・版本、曼荼羅など大学の特色を活かした高野山アーカイブ、および古地図とGPS機能を組み合わせた地図アプリを構築しています。ユニークな活動ですが、今後聖教類などを公開するには真言宗各派との調整が必要となります。

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