【研究テーマ】
周縁からのアプローチを基盤とした近代における東西言語文化交渉研究とアーカイブ構築から人文情報学へ
【研究目的および研究の特色】
「ものごとの本質は、その中心よりもむしろ周縁からこそ見えてくる」という立場から、周縁からのアプローチの有効性を探り、立証することを共通の研究目標としており、ひとつの方法論として確立していくことを目指しつつ近代における東西の言語文化交渉の諸相を明らかにしていきたいと考えている。
本研究では、地域的には日本、中国、欧米、研究領域としては、中国語及び東アジア諸言語学、語彙史研究、文体論、英学史研究、敦煌学を中心とし、近代の東西言語文化接触と交渉の実態と、とりわけ中国と日本語の近代における各事象を解読しながら、文献目録、アーカイブ構築を目指し、さらには人文情報学の手法を取り入れた研究を目指すものである。
奥村 佳代子
おくむら かよこ
OKUMURA Kayoko
研究代表者
外国語学部 教授
総括・唐話研究及び日本資料収集・整理及びそれに関する研究
→学術情報システム乾 善彦
いぬい よしひこ
INUI Yoshihiko
文学部 教授
日中文字交流及び訓読文体の研究
→学術情報システム石崎 博志
いしざき ひろし
ISHIZAKI Hiroshi
文学部 教授
近代中国語研究・文体研究・琉球・欧米資料研究
二階堂 善弘
にかいどう よしひろ
NIKAIDO Yoshihiro
文学部 教授
アジア民間信仰研究・道教研究・デジタルヒューマニティーズ研究
玄 幸子
げん ゆきこ
GEN Yukiko
外国語学部 教授
敦煌を中心とする文献資料の収集・整理及びそれに関する研究
→学術情報システム松岡 雄太
まつおか ゆうた
MATSUOKA Yuta
外国語学部 教授
朝鮮語及び満州語を中心とする文献資料の収集・整理及びそれに関する研究
沈 国威
しん こくい
SHEN Guowei
外国語学部 教授
近代における日中語彙交流関連文献アーカイヴスと語彙コーパスの構築
→学術情報システム →教員Webサイト内田 慶市
うちだ けいいち
UCHIDA Keiichi
関西大学 名誉教授
欧米を中心とする漢語資料収集・整理及びそれに関する研究
田野村 忠温
たのむら ただはる
TANOMURA Tadaharu
大阪大学文学研究科 教授
日中語彙交渉および英語学習史研究
堤 一昭
つつみ かずあき
TSUTSUMI Kazuaki
大阪大学文学研究科 教授
漢語モンゴル語接触に関する資料整理及びそれに関する研究
塩山 正純
しおやま まさずみ
SHIOYAMA Masazumi
愛知大学国際コミュニケーション学部 教授
近代中国語研究・官話・欧米資料研究
永井 崇弘
ながい たかひろ
NAGAI Takahiro
福井大学学術研究員教育・人文社会系部門 教授
近代中国語研究・漢訳聖書研究
氷野 善寛
ひの よしひろ
HINO Yoshihiro
目白大学外国語学部 准教授
近代中国語研究・日本資料研究・デジタルアーカイブ研究
遠藤 雅裕
えんどう まさひろ
ENDO Masahiro
中央大学法学部 教授
近代中国語研究・台湾資料研究・日本資料研究
【研究テーマ】
文書・出土・石刻史料が語るユーラシアの歴史と文化
【研究目的および研究の特色】
歴史研究において、文献史料は最も基本的なものであるが、編纂・公刊された文献史料以外にも、石碑、出土した簡牘・紙片文書、あるいは未整理の手書き文書などがある。それら史料群は、歴史研究の対象とする地域・時代の差異により、重要性はまちまちであるが、編纂・公刊された公式な文献記録から明らかになる歴史像を補い、時には歴史像を書き換える役割を果たすことは明らかである。そのため、 近年、歴史研究のある分野においては、このような史料群を積極的に利用し、新たな研究を行う傾向がある。
本研究班のメンバーは、地域的には朝鮮半島から中国、内陸アジアを経て、アナトリア半島にいたるユーラシアのほぼ全域までをカバーし、また時代的にも紀元前から18・19世紀までをカバーしている。そこで、ユーラシア歴史文化研究班では、研究員のそれぞれの関心に基づき、それぞれの地域における簡牘・石刻・文書・档案史料を利用し、ユーラシア各地の多様な歴史像を浮かび上がらせ、あるいは従前の歴史像をいかに書き換えることができるのかを探っていくことを目的とする。
森部 豊
もりべ ゆたか
MORIBE Yutaka
研究代表者
文学部 教授
ユーラシアにおける文化交渉
→学術情報システム →教員Webサイト澤井 一彰
さわい かずあき
SAWAI Kazuaki
文学部 教授
オスマン朝文書史料による都市社会史・災害史研究
篠原 啓方
しのはら ひろかた
SHINOHARA Hirokata
文学部 教授
朝鮮石刻史料の文化的・思想的背景の研究
→学術情報システム藤田 高夫
ふじた たかお
FUJITA Takao
文学部 教授
中国古代の木簡・簡牘・石刻史料の諸相
→学術情報システム池尻 陽子
いけじり ようこ
IKEJIRI Yoko
文学部 准教授
満・蒙・蔵文檔案を用いた前近代チベット仏教文化圏の交渉史研究
吉川 和希
よしかわ かずき
YOSHIKAWA Kazuki
文学部 准教授
ベトナム近世の金石史料の研究
吉田 豊
よしだ ゆたか
YOSHIDA Yutaka
京都大学 名誉教授
ソグド語金石文(碑文と貨幣の銘文)の研究
毛利 英介
もうり えいすけ
MOURI Eisuke
関西大学 非常勤講師
征服王朝に関連する非典籍文字史料の研究
西田 愛
にしだ あい
NISHIDA Ai
京都大学白眉センター 特定准教授
西域南道出土チベット語木簡の研究